リノベーションで失敗する予算オーバーのパターン

リノベーションの失敗として多いのは、予定していたよりも改修費用がかかってしまうパターンです。
中古物件を購入してリノベーションを始めてから、購入時には気付かなかった劣化があると修繕のための追加費用がかかってしまいます。
結露によって壁内が腐食してしまっていたり、シロアリの被害が進行していた場合、修繕が必要となります。
壁内の腐食は外から見ただけでは分からない厄介な瑕疵（見えない欠陥）です。
購入時に劣化に気付いておけば修繕費用を想定できますし、予算オーバーしそうなら別の物件を探すという選択肢もとれます。
劣化があっても物件自体が安く、修繕費用も込みで予算内おさまるなら問題ないですので、リノベーションで失敗しないためには事前にどのていどの修繕が必要かを把握しておかなければなりません。
物件購入からリノベーションまでワンストップで手がけているリノベーション会社に相談すると、予算内で希望するリノベーションが可能な物件探しができます。
インスペクション＝建物診断も行っているリノベーション会社なら、事前に劣化を調査して必要な改修費用が把握できるので予算オーバーを防ぐことができます。

もうひとつリノベーションの失敗で多いのは耐震性の問題です。
築年数が古い住宅は価格が安いですが、耐震基準を満たしていない場合があります。
耐震基準改正前の昭和56年（1981年）以前に建てられた住宅だと、元々の耐震性が耐震基準を満たしていない場合がありますし、劣化によって耐震性が低下してしまっている可能性もあります。
物件価格が安くても耐震補強に多くの費用がかかってしまうと予算オーバーしてしまいますので、予算オーバーを防ぐには耐震性を把握しておく必要があります。
いくつかの候補物件の中で物件価格が高くても耐震基準を満たしていて耐震補強が必要ない住宅を選ぶ、または耐震補強費を含めても予算内おさまる住宅を選ぶ、いずれかの判断をするにも住宅の状態を事前に知っておかなければなりません。